村山早紀 『コンビニたそがれ堂 祝福の庭』

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 

コンビニたそがれ堂 シリーズ

 

 

 

 再び会えた『コンビニたそがれ堂』シリーズ。

 

第六弾が発売されたこのシリーズも

 

遂に十一年(2017年時点)経ちました。

 

『コンビニたそがれ堂』に書かれている様々な

 

エピソードは、心に響くようなものが多くあるのが

 

風早サーガの中でも特徴的なシリーズです。

 

 

 

 店長の長い銀色の髪に金の瞳のお兄さんも然ることながら

 

長い黒髪が綺麗な中学生くらいに見えるお姉さんも

 

健在です。当初は、店長だけが『コンビニたそがれ堂』に

 

居ました。しかし今では、ねここも登場します。

 

この2人の対応により『コンビニたそがれ堂』に

 

招かれる客が後日体験するハートフルな出来事を

 

一層盛り上げることが、本書のたのしみのひとつです。

 

まるで神隠しに会ったように地元の人も地元なのに

 

見たことないような路地に迷い込み

 

あたたかな光とともに現れる『コンビニたそがれ堂』には

 

なにか神秘的なものを感じます。

 

まあ、風早の神様が経営しているコンビニだから

 

神秘的なのは当然かもしれませんが

 

どのストーリーを読んでも、コンビニが出現する

 

シーンは、迷っている人たちへの頼もしさも感じられます。

 

 

 

ポプラ社

 

 

 

【言及リンク】

 

 


星野智幸 『呪文』

 

 

 

 

 

 

 

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 霧生が商店街に半年前にやってきてから、夜逃げや閉店が

 

相次ぐ商店街には、裏の社会からの圧力を感じました。

 

何故、経営者は夜逃げをしたのだろうか。

 

また経営が苦しいからといって、半年の間に九件もの

 

店が定点に追い込まれるには、何だかの理由があるはず。

 

そんな序盤の展開に疑問を読み進んで行くと

 

意外な結末が待っていました。

 

 

 

 このような展開から考えらることは

 

 ・

 ・

 ・

 

 1.地上げを狙って経営者を追い込む

 

 2.ライバル店を潰す工作

 

 3.地元のフィクサーに協力しない排除

 

以上の3つの要素を考えながら読み進んでいくと

 

商店街を取り仕切る2つの勢力の攻防があり

 

その勢力争いに巻き込まれた店主たちが

 

夜逃げするなど姿を消したり、土地を売却して

 

他の地に移り住むことが見えてきました。

 

なんだか、裏社会に翻弄される地方の商店街?

 

それともタイトルの『呪文』から推測される

 

都市伝説の様な呪いが関係しているのでしょうか。

 

ストーリーが進むにつれて、増々混乱してきました。

 

しかし、タイトルに惑わされてしまうと

 

結末に納得がいきません。

 

結末からタイトルを考えると『呪文』よりも

 

『洗脳』ほうが内容とぴったりな感じがしました。

 

 

 

河出書房新社

 

 

 

【言及リンク】

 

 


浜口倫太郎 『シンマイ!』

 

 

 

 

 

 

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 建築業で働いていたが、親会社の人事が一新された影響で

 

翔太が勤める会社も雰囲気が変わり、後輩ミスの引責で

 

首になり、フリーターとなってしまう。

 

車のローンに住んでいる場所の家賃(二万五千円)を

 

肩代わりしてもらう代わりに祖父のところに行って

 

米作りを覚えて来いと言う父親の提案には

 

怪しさも感じられるが、ジリ貧状態から

 

抜け出すには良いキッカケだったのでしょう。

 

事務をやっていた人だと農業の重労働は

 

耐えられないが、翔太は建築業で鍛えた体という

 

資本があったので、農業に従事して肉体的には

 

耐えられたのでしょう。

 

 

 

 しかし、祖父は米作りのことを翔太には一向に

 

教えてくれない。昔堅気の『仕事は見て覚えろ!』的な

 

感じでは、ついていなくても仕方がないこと。

 

都会から米作りを目指してやってきた里美の

 

田を手伝うことで失敗の経験を得たことにより

 

米作りのことを学ぶことは、祖父の思い通りだったのでしょう。

 

失敗した経験があったから、祖父のやっていることを

 

見ているだけでも、作業の意味が少しづつ理解できる。

 

こんな人材の育て方は、血縁関係が無いと成立しないと

 

思います。

 

 

 

講談社

 

 

 

【言及リンク】

 

 


星野智幸 『植物診断室』

 

 

 

 

 

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 自分が植物になって、植物の体験をするセラピー。

 

本書の体験者である水島寛樹の目を通してみると

 

セラピーの効果があったのか、なかったのか

 

微妙な感じがします。人が植物になって

 

植物としても一生を終えてしまうと

 

達成感を持つ人と、虚しい気持ちになる人と

 

体験者によって得るものが違う気がします。

 

 

 

 

 私が思うには、水島寛樹が持っていた心は

 

植物セラピーを通うことによって、癒された

 

 

というよりは、セラピーを通して診断師と

 

コミュニケーションを図ったことにより

 

心が癒やされたような気持になったのでは?

 

1回5千円の費用対効果は、どうなのでしょう。

 

5回も10回も通うとなれば、効果なしと

 

判断しかねません。

 

 

 

 妹である可菜子の夫の勧めで

 

ちょっと変わった女性の子供の遊び相手を

 

して欲しいと言われた水島寛樹は

 

散歩など水島寛樹の趣味を通して

 

子供と関係構築する姿は、保育園の先生にも

 

見えますが、精神的なレベルが近かった

 

からなのでしょう。この家族と関わるようになって

 

水島寛樹の心は癒されていくのは

 

読み手の心を癒すような感じを受けました。

 

 

 

文藝春秋

 

 

 

【言及リンク】

http://blog.so-net.ne.jp/babahide/2011-10-26/trackback

 

 

 


浜口倫太郎 『廃校先生』

 

 

 

 

 

 

 

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 本書を読んで、地方にある分校など、学生の人数が

 

少ない学校の教師が如何に大変なのかを

 

思い知らされました。マンモス校は一人一人に

 

目が行き届かないなどのデメリットがありますが

 

私立の進学校などがあるので、生徒の学力が

 

さほど違いが無く、画一的な教育をすることも

 

可能ですが地方の少人数しかいない学校では

 

各人の能力にばらつきがあるし、教師は地元との

 

連携を行わなければならないなど、一人の教師が

 

対応する範囲が広いのがデメリットです。

 

 

 

 しかしながら、学校の周りの自然を生かした

 

個別プログラムが組めるのは、小さな

 

学校ならではのメリットです。

 

 

 

 そのような学校に赴任してきた新米教師の

 

黒田香澄の目を通して、廃校になるまでの

 

さまざまな出来事を体験する生徒と先生たち。

 

廃校になった後も遠くの学校に転校したり

 

村を出て進学していく学生たちの

 

心の葛藤が旨い具合に表現された本だと

 

思いました。

 

 

 

 廃校の8年後、タイムカプセルを開けるために

 

集まった生徒たちのその後は、アイドルになったり

 

都内や関西の大学に進学したりと様々でしたが

 

学生時代の貴重な体験を今後の人生に

 

活かしていくのは、皆同じことなのですね。

 

 

 

講談社

 

 

 

【言及リンク】

 

 


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