渡辺裕之 『北のジョーカー 冷たい狂犬』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 

 

冷たい狂犬 シリーズ

 

 

 

 以前、助けられた看護師からの救急メッセージを受けてフランスへ

 

飛び立つフリー諜報部員。命を助けられた見返りに

 

相手のピンチにただ働きするなんて、とても信じられない

 

と思ったら、意外なところで報酬を貰っていました。

 

敵の敵は、味方?

 

でもスパイの世界では、そんな簡単な図式にはなりません。

 

お互いの腹の探り合いと相手を出し抜く技量がなければ

 

利用された挙句に抹殺されてしまう非情な世界です。

 

 

 

 以前、朝鮮半島の状況を探る為に北に潜入した

 

冷たい狂犬。そこでのミッションで銃撃され

 

生命の危機を救ったのが、フランスからきていた

 

医師団のひとり。もし、看護師が助けてくれなかったら

 

冷たい狂犬の命運も尽きていたのでしょう。

 

007シリーズのようにスパイには、美女がつきものですね。

 

 

 

 北に行った医師団は、実はフランスのスパイなどの

 

出身者。そこでの諜報活動が、あとあと騒ぎになるのは

 

ちょっと、不自然な展開です。

 

暗殺による死亡が出回りそうになったからなど

 

医師団が後になって命を狙われる根拠が

 

いまいち、薄すぎます。

 

冷たい狂犬の捜査能力と戦闘能力が高いだけに

 

事実関係をしっかり描かれていないのが

 

ちょっと残念でした。

 

 

 

KADOKAWA

 

 

 

【言及リンク】

 

 

 

 

 


小前亮 『残業税』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 

 サービス残業を止めさせるために、残業代に対して税金を

 

労使折半で負担する残業税。現代の違法労働が蔓延している中

 

では、とても効果があるとは思えません。

 

サービス残業や残業代の未払いが発覚したら

 

経営陣の全ての資産を全て没収し、経営陣に対して50年の

 

過酷な強制労働と会社を国営化して競売に掛け、得た資金で

 

残業の取り締まりの原資としたほうが、よっぽどサービス残業の

 

根絶と残業代未払いによる税金のとりっぱぐれを防止できると

 

思います。名付けて、『ブラック企業税』および、ブラック企業

 

根絶法とでも言いましょうか。

 

これならば、国の財政健全化を図れるとともに

 

個人へ資金を回すことにより、個人消費拡大を

 

計って、景気の拡大も目指せる一石二鳥では。

 

 

 

 小説の中での『残業税』は、労働基準監督官と残業税調査官が

 

コンビを組み、通報があった企業を事前通知なりで

 

査察も出来る。しかも、違法労働を密告した労働者は

 

追加の残業税を取られず、経営陣の身が身柄の拘束および

 

罰則の課税が行われる。ちょっと、生ぬるい法律です。

 

とてもじゃないが、脱税の手口は巧妙化して

 

なかなか、犯行を押さえられません。

 

 

 

光文社

 

 

 

【言及リンク】

 

 


東直子 『晴れ女の耳』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 イボの神様に真剣にお願いすれば、イボが治る。

 

緑色の葉にイボが付いており、葉で自分のイボを擦り

 

葉を焼く。それを7日間行うとイボが取れると云う。

 

民間治療のような話ですが、似たような話は聞いたことがあります。

 

ちょっとした都市伝説だと思っていたら、イボの神様は

 

元は人間で、人間の頼みを聞いて自分にイボを移すという

 

神業には、凄いものです。全身、イボだらけになった神様を

 

イボを治してもらった女性が、お願いすると神様のイボが取れ

 

美女が現れるのは神秘的です。

 

 

 

 神隠しの真相は、自然災害で荒ぶる神を鎮めるために

 

人身御供として、町の一番力の弱いものが犠牲に

 

なったことから、復讐心で狸の化かしを利用して

 

人攫いをする。云ってみれば、「目には目を歯には歯を」的な

 

復讐心ですが、復讐は美女狙いだというから質が悪い。

 

これも昔話に出てきそうなものですが、現実は

 

恐らく、本書のように弱いものが化け物の伝説を使い

 

復讐をしていたのでしょう、

 

 

 

 梅雨だろうが台風だろうが、女性が一度屋外に出れば

 

たちまち晴れてしまう。イベントに強い晴れ男ならぬ

 

晴れ女には、悲しいストーリーがありました。

 

晴れ女であることを他人に告げようとすると

 

頭痛がして妨害される。

 

晴れ女であることには、本人では判らない様な

 

秘密が隠されていました。

 

この話も怖かったです。

 

 

 

KADOKAWA

 

 

 

【言及リンク】

 


東直子 『キオスクのキリオ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 

 

 池を散歩に行ったら、水の上で跳ねていた

 

ヘビを持ち帰って飼うのは、よっぽどのことが無い限り

 

普通の人は、やらないでしょう。

 

そして、キオスクで自分の事を知っているという

 

ストーカーのような女性を家にあげてしまうキリオは

 

トラブルを背負い込むのが好きなのか

 

何も考えないで普段生活しているか、どちらかなのでしょう。

 

ふらっと、現れたミイコは、ヘビと共に去り

 

キオスクには、遅刻の理由をこじつけりために

 

絵の具が欲しいと難癖をつけてきたり、キリオを

 

痴漢扱いしたりする女子中学生。

 

なんだか、一難去ってまた一難です。

 

キリオの人生は、トラブルと共にあるようです。

 

 

 

 最後に登場したキジマミエコは、キリオ(五十歳)の

 

高校時代の同級生。しかし、時が止まってしまったかの

 

ように見た目は、女子高生のまま。

 

いくら、長い時間若い状態が保たれるからと云っても

 

周りの人からすれば、気味が悪いです。

 

なので、キリオの側に居れば年を取れるようになると

 

考えたキジマミエコは、あの手この手でキリオを

 

凋落しようとするが、キリオを堕ちない。

 

ミイコと暮らした日々の思い出が

 

忘れられないのでしょうか?

 

でも、よく考えるとミイコとキジマミエコは

 

ドッペルゲンガーなのでは?

 

と思えてしまうのは、ホラーなのでしょうね。

 

 

 

筑摩書房

 

 

 

【言及リンク】

 


東直子 『らいほうさんの場所』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 姉の志津は占いを生業にして、一家をまとめている。

 

インターネットの占いの方は、まあまま流行っているので

 

相談者からのメールに対して、直接回答する方式を

 

進めようとしている。

 

 

 

 妹の真奈美は図書館勤務をしており、一度結婚したが

 

別れて、実家に戻ってきて生活をしています。

 

 

 

 俊は、ニート擬きな生活をしている。

 

働くのが嫌い。しかし、何かの反動で凶暴になるのは

 

過去の出来事が関係しているような気がします。

 

 

 

 この家族は『らいほうさんの場所』と呼んでいるところに

 

花を植えたり、猫や他の人を寄せ付けないようにしているのは

 

なんだかの秘密があるようにしか思えない。

 

 

 

 真奈美は『らいほうさんの場所』には、何かが埋まっていると

 

思っているが、掘り起こそうとはしない。

 

また、姉の志津も何かが埋まっていそうな気がしているが

 

それが何だかは知らない。

 

恐らく、俊が過去に何かを埋めただろうと思われるが

 

それがなんだか、気味が悪い。

 

 

 

 『らいほうさんの場所』と占いによって人生を狂わされたという

 

女性の復讐心により、家族の関係が壊されていく姿は

 

オカルトと云うよりは、狂気に近い気がします。

 

『らいほうさん』の正体は、最後まで解りませんでしたが

 

薄気味悪さは、最後まで残っていました。

 

 

 

講談社

 

 

 

【言及リンク】

 

 


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