堀川アサコ 『竜宮電車 水中少女』

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 

竜宮電車 シリーズ

 

 

 

 昔、海岸に流れ着いた下半身だけの死体を

 

神として祀った神社があるが、神社の神は

 

神としての力は、あまりなく

 

祟りも福も起こせないので、神社は

 

一行にも流行らない。

 

そして、賽銭がたいして無いので

 

神主は兼業。その妻もパートで食いつないでいる。

 

驚くことに神は、人の姿に化け(もともと人間だから違和感が

 

ないが。)色々な場所で働き、吉野家で牛丼を食べる

 

なんとも庶民的な生活をしている。

 

これで神なのか?

 

かなり疑問があるけど、未来を覗くツールと

 

人から見えなく擬態を使えるのだから

 

神と云うよりはスパイとして

 

食っていけるような気がする。

 

 

 

 人から見えなく擬態を施していても

 

ある種の人間には、見える。

 

死期に近い人。

 

カルトだけど霊能力を持った人。

 

最後のカルトだけど霊能力を持った人に

 

見つかって、仕事を依頼される神は

 

神と云うよりは、流行らない探偵のよう。

 

『水中少女』という意味深なタイトルは

 

ストーリーの後半にやっと分かるし

 

竜宮電車の登場も後半になる。

 

なので、正統的な『竜宮電車』シリーズというよりも

 

モダンホラー的な『竜宮電車外伝』と言った方が

 

本書を正確に表しているかもしれません。

 

 

 

徳間書店

 

 

 

【言及リンク】

 

 


織守きょうや 『記憶屋掘

 

 

 

 

 

 

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記憶屋 シリーズ

 

 

 

 『記憶屋供戮任蓮記憶屋の正体が判らず、1作目の

 

内容もほぼ覚えていない状態で『記憶屋掘戮

 

読みました。ストーリーの後半になり、記憶屋に

 

記憶を食べられていたと思っていた人物は

 

記憶屋に依頼を断られて、記憶を失ったことは

 

自作自演だった。かなりの訳蟻だったので

 

てっきり、記憶屋が絡んでいると思っていたのに

 

スカを喰らった気分です。

 

 

 

 主人公夏生の友人である芽衣子も

 

記憶屋として疑わしい。そして保健室に入り浸る夕も

 

疑わしい。夏生のまわりにいる人達は

 

誰もが記憶屋として否定できない状況です。

 

 

 

 その後に疑ったのが、主人公夏生の従妹である真希。

 

しかし、こちらはパン屋の事件を知っているが

 

どうも裏がありそうだと思っていたら

 

どんでん返しを喰らいました。

 

1作目に出てきた記憶屋とその母親だけしか

 

記憶屋のイメージが無かったので、記憶屋は一子相伝

 

だと思っていました。しかし、記憶屋が同じ時代に

 

複数いるとなると、ローカルな事件でなく

 

グローバルな展開にならなかったのは

 

とても不思議なことです。

 

その辺りは、記憶屋の方に事情があったのでしょう。

 

 

 

KADOKAWA

 

 

 

【言及リンク】

 

 


織守きょうや 『記憶屋供

 

 

 

 

 

 

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記憶屋 シリーズ

 

 

 

 どうしても忘れられない記憶を消すという記憶屋は

 

一見都市伝説の様な話だが、数年ぶりに

 

突然記憶を消した人達が出てきた。

 

記憶屋は、再び活動を始めたのだろうか?

 

一作目の様なスリルや怖さはないが

 

記憶屋の正体がわからない主人公などは

 

恐ろしい気持ちよりも、自分達の記憶が

 

消された理由は、無意識の中で納得がいっている

 

ような感じを受けます。

 

 

 

 前作の内容をすっかり忘れており

 

読んでいても誰が記憶屋なのか

 

思い出せないのは、犯人が明らかになっていない

 

推理小説を読んでいるようにワクワク感が

 

あります。前作より十年の月日が流れているので

 

主人公の大崎夏生(女子高生)が記憶屋ではないはず。

 

 

 

 一体誰が記憶屋なのか?

 

様々な考えが浮かぶなか、一旦記憶を消された

 

女子大生が記憶を消したいと願った理由を

 

知りたくて、再び記憶屋に接触するが

 

記憶屋が記憶を消すシーンは、本書では出てこなかった。

 

しかも、次作にストーリーが続いて行く。

 

何だか、続きは映画でねといっている

 

TV番組の商法を思い出してしまいました。

 

 

 

KADOKAWA

 

 

 

【言及リンク】

 

 


初野晴 『ひとり吹奏楽部』

 

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ハルチカ シリーズ

 

 

 

 『ハルチカ 番外編』と副題がついているように

 

ハルチカシリーズとなっていますが、番外編と

 

ついているように、本編の様なミステリアスな謎解きは

 

本書ではありません。しかしながら、清水南高校吹奏楽部の

 

微員たちの個性を知るには、とても面白いストーリでした。

 

 

 

 檜山界雄と後藤朱里の組み合わせは、ちょっと意外です。

 

弟に溺愛する後藤朱里は、帰りの燃料を持たない戦闘機

 

(縁垣部部長 名越俊也談)こと穗村千夏よりも

 

激しい性格だと判りました。

 

檜山界雄の家に行く途中で轢かれかけたトラックに

 

後日、十円パンチ(これは方言? 良い子の皆さんは

 

真似しないように)で復讐する後藤朱里は、今まで

 

持っていたイメージとは違います。

 

また、後藤朱里が譜面の裏に書いたポエム。

 

『シャボン玉、それは空のかけらを生むキセキ・・・』

 

これには、大笑いです。

 

後藤朱里は、こんな変なポエムを読むような

 

自指向性だと思って舞いませんでした。

 

しかし、上には上が居ます。

 

『崖っぷちが最高のチャンス。ありがとう!』

 

こんな言葉を部活の活動日誌に書くのは

 

あの娘しかいませんね。

 

 

 

KADOKAWA

 

 

 

【言及リンク】

 

 


松岡圭祐 『水鏡推理此.ロノスタシス』

 

 

 

 

 

 

 

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水鏡推理 シリーズ

 

 

 

 本書は、過労死を題材にして、書かれてるので

 

著者がいうように『人の死なないミステリー』という

 

前提が崩れ去っています。しかも、過労死になった民間企業

 

のトリックを見あぶるのではなく、過労死判定を

 

決める論文の正当性を確認するために

 

省庁から出た過労死と思われる事例を水鏡瑞希が

 

追っていくという、探偵小説の様なストーリーが

 

展開されています。

 

これなら水鏡瑞希よりも、今迄に居たキャラクターの

 

中で、もっと相応しい人が主になった方がストーリーの

 

展開からして面白かったではないでしょうか。

 

 

 

 今回のドンデン返しは、「夢落ち」だったと

 

言っているのと、大して変わりないように感じました。

 

論文内の不備(トリックではない)も平凡すぎて

 

マジックにもなりません。

 

上からの圧力があったとしても、水鏡瑞希でなくても

 

気づくはず。ちょっと残念な水鏡推理シリーズ第六弾でした。

 

そして、死人が死人でないのも

 

読者が騙されただけのまやかしのように感じました。

 

 

 

講談社

 

 

 

【言及リンク】

 


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