越谷オサム 『いとみち 二の糸』
- 2018.09.30 Sunday
- 12:19
JUGEMテーマ:読書感想文
いとみち シリーズ
閉店に危機を乗り越えた『津軽メイド喫茶店』。
青森日報に記事が載ったことにより、店は繁盛するが
店内の雲行きが怪しくなってきました。
エースメイドの智美が相馬いとに対して
過剰なスキンシップが、無くなり
相馬いとが出金時に店に入るときのメイド長幸子の
態度がよそよそしくなったりと、『津軽メイド喫茶店』が
内部崩壊してしまうのか?
しかし、これは新たなステージに向かうメイドたちの
それぞれの事情が引き起こした相馬いとと
人間関係だっただったのです。
ここまで読んで、相馬いとが芸能事務所からの
引き抜きなのか?
と推測していましたが、残念ながら相馬いとの事でなく
他のメイドたちの事情によるものでした。
エースメイドは、漫画家になる為に東京へ。
そして、メイド長は工藤店長とできちゃったみたい。
これぞ、一難去ってまた一難。
人生、どうなるか分からないですね。
相馬いとに淡いラブストーリーが始まりました。
高校二年になり発足して写真部に入部してきた
鯉太郎に好意を寄せますが、そこはコミュニケーション
能力が低い相馬いと。なかなか、良い展開にならず
もどかしさがあります。
このあたりは、次作で発展するのかと期待していますが
『津軽メイド喫茶店』の今後はどうなってしまうの?
ピンチを乗り越えることが出来るのでしょうか。
新潮社
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