竹内真 『風に桜の舞う道で』

  • 2015.07.29 Wednesday
  • 21:13
JUGEMテーマ:読書感想文
 


 

予備校の寮に入った頃から大学受験までの出来事を

 

現代と未来の出来事を交互に描いているので、自分がどの時代の出来事を

 

読んでいるのかを把握していないと頭がこんがらがってしまう作りに

 

なっています。

 

 

この手法の作品は、ちょっと空いている時間で少しずつしか本が読めない

 

私は正直、苦手な手法ですが、1つの出来事がある程度長かったのが幸いして

 

最後まで読むことが出来ました。

 

 

 

 バブルの時代の特待生制度としては、朝と夜の食事が付き個室で

 

予備校から寮に帰ってくると寮での授業があるのは一般的なのでしょうか。

 

なんだか息苦しくなりそうな生活がうかがえます。

 

 

 

 自分の進路に疑問を持ち、志望校の寮に行って同郷者に話を聴くつもりが

 

寮での宴会に参加したり、テレビゲームをしたりと勉強と人勢に苦悩する

 

姿が読んでいて目に浮かんできました。

 

バブル後半は誰もが夢の中にいる気分で、目が覚めたら今までの事が

 

眼の前から消えてしまうと思う程、不安だったのでしょう。

 

 

 

 高学歴になったからと言って、社会に出たら大金持ちや役人などに

 

皆が成る訳でなく、それぞれの人生に向けっている姿が印象的でした。

 

 

 

中央公論新社

 

 

 


【言及リンク】

 


好きな「かき氷」の味は何ですか?

  • 2015.07.27 Monday
  • 22:22
好きな「かき氷」の味は何ですか?



 好きなカキ氷の味は、宇治金時。

和風なカキ氷を食べると、昔の日本を思い浮かべ

ロマンチックな気分になれます。

映画 たまゆら 〜卒業写真〜 第1部 芽 −きざし−

  • 2015.07.26 Sunday
  • 21:19
JUGEMテーマ:邦画
 


 

 

  たまゆらシリース

 

  進藤巧美と三次ちひろの友人であるともちゃんのキャラクターが

 

被っていますよ。どちらもマシンガントークをぶちかまして、相手を

 

屈服させるタイプなので。

 

 

 

  三谷かなえは、もう登場しないと思いていたのに

 

 塙さよみの毒刃の餌食になったのね。

 

 何だか、可愛そう。

 

 

 

  竹原の風景は、なんだか懐かしい気分にさせてくれますね。

 

 あと3作、どんな展開になるか楽しみです。

 

 

 

2015年 たまゆら〜卒業写真〜製作委員会

 

キャスト

 沢渡楓・・・・・・・・・竹達彩奈

 塙かおる・・・・・・・・阿澄佳奈

 岡崎のりえ・・・・・・・井口裕香

 桜田麻音・・・・・・・・儀武ゆう子

 三谷かなえ・・・・・・・茅野愛衣

 沢渡香・・・・・・・・・宮本加那子

 沢渡珠恵・・・・・・・・緒方恵美

 塙さよみ・・・・・・・・大原さやか

 志保美りほ・・・・・・・葉月絵里乃 

 マエストロ・・・・・・・中田譲治

 八色ちも・・・・・・・・松来未祐

 ももねこ・・・・・・・・福井裕佳梨

 三次ちひろ・・・・・・・寿美菜子

 篠田こまち・・・・・・・広橋涼

 堂郷和太郎・・・・・・・間島淳司

 楓の祖母・・・・・・・・松尾佳子

 藤井みその・・・・・・・大亀あすか

 下上山むつこ・・・・・・西村ちなみ

 ともちゃん・・・・・・・東山奈央

 進藤巧美・・・・・・・・内田彩

 前川すずね・・・・・・・飯塚麻結

 

 

たまゆら〜卒業写真〜


 

 

【言及リンク】

 


辻村深月 『水底フェスタ』

  • 2015.07.25 Saturday
  • 09:40
JUGEMテーマ:読書感想文
 


 

落ち目の女優が閉鎖された村のロック・フェスティバルを機に

 

帰郷したことから始まる復讐劇と隠されていた後ろ暗い政治の世界が

 

あらわになり、巻き込まれる高校生を描いた小説でした。

 

 

 

タイトルからして音楽業界のことがメインだと思っていましたが

 

村おこしの為に引き込んだ閉鎖された社会の裏事情を書き込んだ

 

ノンフィクションにもなりそうなストーリーにちょっと意外さを

 

感じました。地方が抱える問題点を政治で解決する一見社会派小説にも

 

とれなくもないが、エンターティメントの要素の方が少しばかり

 

勝っています。

 

 

 

 閉鎖された社会では、裏で誰と誰が繋がっているかは暗黙の了解と

 

なっており、悪いことは皆で行えば一人も裏切り者を出さなくて

 

よくなるような一風カルト教団のような社会には、とても共感できません。

 

一方、助け合う精神は良いのですが、犯罪に走るようでは意味がありません。

 

 

 

 復讐しようとした原因が誤認識だったことと、複数の人たちの死が

 

巻き込もうとした高校生を正しい方向に向かわせたのは良い兆候でしょう。

 

しかしながら、ドロドロした世界では事件は闇に葬られるに違いありません。

 

 

 

文藝春秋

 

 

  

【言及リンク】

 


映画 デプス・チャージ 合衆国撃沈

  • 2015.07.23 Thursday
  • 10:13
JUGEMテーマ:洋画
 


 

偶々、隠れて寝ていたためシージャックされたスティルス潜水艦の

 

中に残った男の戦いと言ったところでしょうか。

 

スティーブン・セガール主演の映画のように

 

ストーリーの展開が読めてしまう潜水艦に残った乗組員の反撃でしたが

 

そこそこ楽しめました。

 

 

 

2008年 アメリカ

 

 

キャスト

 エラーズ・・・・・ジェイソン・ゲドリック

 クリーグ副長・・・エリック・ロバーツ

 ピサル・・・・・・クリス・ウォーレン・Jr

 

 

 

【言及リンク】

 

 


身の回りで起こった小さな不幸を教えてください。

  • 2015.07.22 Wednesday
  • 08:30
身の回りで起こった小さな不幸を教えてください。



 JRが大幅に遅れて私鉄の特急に乗り遅れて、特急料金を

二重に払ってしまいました。

もったいない。

特急料金で豪華なお弁当を買えたのに。


小川一水 『煙突の上にハイヒール』

  • 2015.07.19 Sunday
  • 05:49
JUGEMテーマ:読書感想文
 


 

5つの短編からなる小説でした。個人的には表題の『煙突の上にハイヒール』と

 

『カムキャット・アドベンチャー』のストーリーが面白かったです。

 

未来のロボットの話が、この2作から想像もできないぶっ飛び方だったのが

 

印象的です。ロボットが自分の世話をするだけでなく、自分の代わりに

 

何かをする話は、人類衰退の臭いが感じられ違和感がありました。

 

 

 

 恋人が詐欺師で、なけなしの財産を売り払い渡すつもりだったが

 

直前に声札に捕まり金の使い蜜を模索する宿原織香。

 

そんな時に出会ったのが、『Mew』。本体価格百四十二万八千円というからには

 

バイクだと思っていたのに。バイク以上の乗り物でした。

 

 

 

『Mew』は、何だと思います?

 

宿原織香が情報雑誌で見ただけで買いたくなったのは、背負い式プロペラの

 

軽ヘリコプターのようなもの。そんなものをOLが欲しがるなんて

 

詐欺師に騙されたことがよっぽど悔しかったのでしょう。

 

 

 

 『Mew』の教習所で身に着けた技術と教官から教わった裏情報で

 

伴侶なる人を助けに行ったり、結婚式に時間がないからといって、『Mew』で

 

結婚式に乗り込みなんて、普通の人には出来ない芸当です。

 

人生山あり谷ありを地で行くような宿原織香の人生は、下手なアドベチャー

 

小説よりもスリリングでした。

 

 

 

光文社

 

 

  

【言及リンク】

 

 


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