高橋由太 『お江戸、れんれん 神田もののけ恋語り』
JUGEMテーマ:読書感想文
神田もののけ恋語りシリーズ
相馬小次郎のお金を盗み、玉子焼きと酒をたらふく
飲み食いした、ぽんぽこと白額虎は
資金返済のため、妖怪学校のカカシ先生に
十五で置け根を工面して貰うが、十五とは
ぼったくり金利以上にひどい話です。
十日で五割の利息ですって!
燃えた学校を再生するために資金が必要でも
あまりにも暴利です。
しかも、ぽんぽこと白額虎が妖怪学校に入校したって!
妖怪学校と称してカカシ先生は
妖怪たちの依頼を二匹に丸投げして
代金を懐へ。
なんてことですか!
しかし、二匹とも妖怪でなかったの?
これは初耳です。
小娘に化けたり、ガマガエルになったりと
変化する、ぽんぽこ。
どう見ても妖怪です。
おかしいな?
時系列にみても『ぽんぽこ もののけ江戸語り』よりも
後の話なのに・・・。
今回の主人公は、相馬小次郎ではなく
ぽんぽこと白額虎。
箱根山に行って、狐や幽霊に騙されたり
一体、二匹は人の子なの?
とツッコミを入れたくなるような譲許もあり
二匹のポンコツ妖怪モドキが繰り広げる
珍騒動は、大いに笑えます。
KADOKAWA
【言及リンク】
- 2018.02.09 Friday
- 書籍
- 23:49
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- by 波津雪希