堀川アサコ 『竜宮電車 水中少女』

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

 

竜宮電車 シリーズ

 

 

 

 昔、海岸に流れ着いた下半身だけの死体を

 

神として祀った神社があるが、神社の神は

 

神としての力は、あまりなく

 

祟りも福も起こせないので、神社は

 

一行にも流行らない。

 

そして、賽銭がたいして無いので

 

神主は兼業。その妻もパートで食いつないでいる。

 

驚くことに神は、人の姿に化け(もともと人間だから違和感が

 

ないが。)色々な場所で働き、吉野家で牛丼を食べる

 

なんとも庶民的な生活をしている。

 

これで神なのか?

 

かなり疑問があるけど、未来を覗くツールと

 

人から見えなく擬態を使えるのだから

 

神と云うよりはスパイとして

 

食っていけるような気がする。

 

 

 

 人から見えなく擬態を施していても

 

ある種の人間には、見える。

 

死期に近い人。

 

カルトだけど霊能力を持った人。

 

最後のカルトだけど霊能力を持った人に

 

見つかって、仕事を依頼される神は

 

神と云うよりは、流行らない探偵のよう。

 

『水中少女』という意味深なタイトルは

 

ストーリーの後半にやっと分かるし

 

竜宮電車の登場も後半になる。

 

なので、正統的な『竜宮電車』シリーズというよりも

 

モダンホラー的な『竜宮電車外伝』と言った方が

 

本書を正確に表しているかもしれません。

 

 

 

徳間書店

 

 

 

【言及リンク】

 

 


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