桜庭一樹 『GOSICK』
- 2017.10.08 Sunday
- 07:02
JUGEMテーマ:読書感想文
GOSICK シリーズ
学園内に幽閉?さえている貴族の少女。
学園内にある大図書館の最上階によく居る。
その図書館の最上階は、建物が作られたときは
国王が愛人と逢引きするため部屋だったというから
ちょっと驚きました。
少女の名は、ヴィクトリカ・ド・ブロウ。
薄いエメラルドグリーンの瞳と金髪が
特徴的で、タイトルのようにゴシックファッションに
身を包んだ姿は、貴族の娘といったところでしょう。
分のが足りの舞台が第一次世界大戦前の
ヨーロッパの架空の国なので、書かれている姿には
違和感がありませんが、パイプを加えたり
口が悪かったりと、ちょっとお嬢様らしくありません。
しかし、頭脳は明晰で兄の警部はヴィクトリカの
手柄を横取りしてしまうくらいの名探偵。
彼女が幽閉されてなく、社会に出たならば
きっと探偵事務所を持っていたでしょう。
野兎を放ち、犬に食い殺させて
未来を占いのは、邪神を崇めているようで
カルト教団的ですが、野兎に変わって孤児を
占いに使うのは、道義的に犯罪者としか思えません。
そんな過去と現在(物語時点の)を謎解きをした
ヴィクトリカの頭脳は素晴らしかったです。
KADOKAWA
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