柚木麻子 『本屋さんのダイアナ』

JUGEMテーマ:読書感想文
 


 キャバクラ嬢を親に持つ矢島ダイアナ。

 

親のティアラ(源氏名)が娘に付けた「ダイアナ」と意味は

 

競馬や競輪、競艇で掛け金の百倍を超える配当を意味する「大穴」。

 

別れた父親と相談して娘が世界一幸福な女性になるように

 

名付けたなんて、怪しいことを言い出すティアラのことなど

 

とても親とは思えないのは、当然事でしょう。

 

 

 

 奔放な人生を送っていると思われてる(演技している)ティアラの

 

真意は、中々掴めません。ダイアナがティアナの秘密に触れたのは

 

自分と真逆な御嬢様の友達と一緒にお嬢様学校に訪問したこと。

 

自由奔放な御嬢様が道を踏み外して、キャバ嬢になる話は

 

現実でも聞いたことがありますが、自分自身を開放するために

 

わざわざ道を踏み外すなんて、とんでもないことです。

 

ティアラの人生はギャンブルと言うよりは、自滅に進む直前で

 

澄明な頭脳で危機回避を繰り返す、人生ギャンブルをしている

 

ような感じを受けました。こんな人の人生は小説としては

 

面白いですが、現実的には破滅的と思えます。

 

 

 

新潮社

 

 

 

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本屋さんのダイアナ - 17〜19日。 これ、この間の直木賞候補だったんだよね。 どうしてダメだったんだろう・・・。 すんごく良かったけど。 受賞作の「破門」、読んでみようかなぁ? これよりずっと良かったんだよね、きっと。 あ、任侠モノ? ・・・読まない・・
  • くりきんとんのこれ読んだ
  • 2015/10/04 7:13 AM
どうもみなさまこんばんは。 5月もあっという間に後半ですね。これからじめじめした梅雨がやってくるかと思うと ちょっと憂鬱になる今日このごろですが。 さて、今回の読了本は三冊。実は前回の『貘の檻』の記事を書いた時点ですでに二冊は 読了していたのですが
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  • 2015/10/19 12:35 PM
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