椹野道流 『最後の晩御飯 聖なる夜のロールキャベツ』
- 2019.09.08 Sunday
- 11:11
JUGEMテーマ:読書感想文
最後の晩御飯シリーズ
淡路五郎の小説を宣伝する場所で
五十嵐海里に主演になって欲しいと
依頼した結果、『ばんめし屋』にレポーターが
集まり、営業が出来ない状態に陥りました。
前回、代役とはいえ舞台に立った五十嵐海里は
再び芸能界に戻るのでしょうか。
チャンスでもありますが、他人にレールに乗っかって
行けば、また元の状態になりかねません。
これは、チャンスでもありますがリスクが
高すぎますね。
『ばんめし屋』に遣って来た少女が手にしていた
手紙には料理を振る舞って欲しいと書いてありました。
幼い子供を夜遅くに食事に行かせるのは危険です。
やはり、自宅まで送って行こうとしたロイドと五十嵐海里
に警察官の職務質問。
しかし、後から来た仁木凉彦刑事が来たお蔭で
疑いが晴れました。危うく、警察署に任意同行させられる
ところでした。
今回のリクエストは、亡き父が少女に最後に振る舞った
ぐたぐたのロールキャベツ。
夏神留二が作るよりも五十嵐海里が作った方が
素人ぽくて、依頼に忠実に再現できたのではと
思いましたが店で出す以上、見た目は悪くとも
味まで落とせませんね。
今回は、霊の登場はありませんでした。
なんだか、普通の料理小説でしたね。
KADOKAWA
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